映画を2本観た。

皆様、お変わりなくお元気でお過ごしでしょうか?
コロナ禍のお花見のスタイルも変わり、
ニューノーマルな時代となりました。
緊急事態宣言は解除されましたが
安心せず、尚一層、消毒、手洗い、マスクを厳守して
過ごして参りましょう。


自粛生活の中、取り溜めていた映画を2本観ました。
「海の上のピアニスト」
豪華船に捨てられていた男の子。
船員たちに育てられ、月日を経て大人に成長、
ピアニストとして、その船で生活をしている。
トランペット吹きの友人が回想して、
彼の様々な出来事を振り返り、
その数奇な運命を声高にではなく、物静かに
語りかけてくる上質な作品。
船内で出会った女性に恋心を抱き、
一足先に下船した彼女を追い掛け、
タラップを降りかけるが
戸籍も、国籍もない彼が下船しても
生きてゆく術のないことに思い至り、
タラップを上り、船に戻るその姿に
悲しすぎる宿命を感じ、
思わず«涙»してしまった。

「ガーンジー島の読書会の秘密」
ーこの題名に惹かれ観た映画ですー
ドイツ占領下にあったガーンジー島の読書会に
興味を抱いた女流作家がそこに秘められた真実を探る物語。
子供の誕生の秘密、お年寄りたちの何か謎のある淋し気な雰囲気。
男女のめぐり逢いなど庶民の生活に潜む過去の悲しい出来事。
心にじっと秘めて、
日々を送る姿は私には考えられない強さと悲しさを感じました。
男と女、親と子、友人、それぞれの関係の中で
育む愛のエネルギーは凄い!と思った作品でした。


「べからず」が増している今、この時
想像力が広がり、人間味あふれる映画や読書は
大変、興味深いものがあります。
一日も早く、安心してコンサートに行けたり
芝居を観に行ける時の来ることを待っています。
先行きまだ不透明な時です、上手な気分転換を見つけたいですね。

いつも申し上げていますが
この折りのご来店心より感謝いたします。
シャルム・ヌーボーは万全のコロナ対策でお客様を
お待ちしています。
               3月 大谷寿子











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